カツラを使う理由って、単純に薄毛を気にしないで生活できるようになることです。
薄毛を気にしている人にとっては大きなメリットです。
いっぽう、カツラを使うことによるデメリットってやっぱりあります。
今回はカツラを含めた増毛した場合のデメリットをすべて教えちゃいます。
デメリットをわかった上でカツラを使うことは重要です。
カツラを取り扱って20年。
良いところも悪いところも知ってます。
筆者のカツラはスヴェンソンを使ってます。
カツラを実際に使用している筆者が、増毛のデメリットを暴露します。
これから増毛する方が失敗しないよう、本記事で参考にしてくださいね。
■この記事を書いている人
ううたん
(Twitterはこちら@uutan2020)
毛髪指導士 毛髪技能士 美容師
今までのキャリアを活かして皆さんのお悩みを解決していきたいと思います。
質問や相談があれば、是非ご連絡お待ちしております。
増毛のデメリット
さっそく増毛のデメリットを暴露しましょうか。
ちなみに増毛とは・・・
増毛という定義がわかったので、さっそく増毛のデメリットを見ていきましょう。
①他人に頭を直接さわられるとバレる可能性がある
他人に頭を触れれるとバレる可能性はあります。というかほとんどバレてしまいます。
昔のカツラは凹凸があり、触られると高確率でバレました。しかし最近のカツラは薄く出来ているのでバレにくい構造になっています。
髪に直接結ぶ増毛の「結毛」は、髪を触られたとき「結毛」部分が引っ掛かったような感じになり、違和感を感じるでしょう。
他人に頭を触られるシチュエーションってあまりないですけどね。
頭を触られる機会ってほとんどないですけどね!
②シャンプーの時、ゴシゴシ洗いにくい
シャンプー時、カツラなど何も使っていない時と比べると、髪はしっかり洗えなくなります。
しかし脱着タイプのカツラは、シャンプーの時、カツラを外して髪を洗うため、洗うことに影響はありませんが、連続的に装着するタイプのカツラや結毛は多少洗いにくくなりますね。
脱着タイプのカツラ・・・外して髪を洗えるので影響なし
連絡装着のカツラ・・・装着したままのシャンプーは、隅々まで洗いにくい・時間がかかる
結毛 ・・・結び目が引っ掛かりやすく地毛も抜けやすくなる
③維持費がそこそこかかってしまう
増毛は使っていれば消耗してくるので、結局増毛している間のコストはかかってしまいます。
またカツラ購入代金のほかに、カツラを維持するためのメンテナンス料金がかかってきます。
例を挙げると1年の間、カツラを維持するのに、おおよそ「30万円~60万円」程度かかります。
つまり毎年このくらいの維持費が継続的に必要になってきます。
増毛の方法によってコストはそれぞれ違いますが、どんなカツラであれ、カツラを使うと維持費が必要になります。
増毛って維持費かかるんですよね。でもかけた分のメリットは大きいです。
④カツラの毛は、自分の髪と多少違う
上の画像を見てください。
左側が頭皮から抜け落ちた地毛で、右側が増毛した毛です。
地毛は抜けても1本づつで毛先には脂が付いてます。対して人工毛は先が黒くなっているのと、結んだ毛は2~6本繋がっているので束になっている抜け毛になります。
結構不自然ですよね。
友人宅で遊んでいた時、変な塊の毛が落ちてる!ってことになったことも。
焦ります・・・
自宅ではコロコロ必須!
携帯用コロコロはあると便利!あと車にもコロコロを備えておいた方がいいです。
バレたくなかったら気を付ける必要がありますね。
⑤定期的に通わないといけない=手間がかかる
増毛すると約月に1度お店へ出向いてメンテナンスといわれる作業をしてもらいにいきます。
地毛に結んだ人工毛は、地毛が伸びてくるのと比例して結び目が上に上がってしまいます。
上の図の①の感じです。
そのあがった毛を戻す作業と、使っているうちに取れてしまった分を足す作業があります。
いわゆる「おかわり」です。
カツラの場合、連続的に装着するタイプも定期的にメンテナンスが必要です。
こんな感じでお店へ出向いてのメンテナンスが必要なんですよね。
なのでサロンは自宅から通える距離がおすすめです。遠いとより大変です・・・
まあ美容院へ通うと思えば通えなくはないですが。
⑥自宅で毎日お手入れが必要
■結毛の場合
これはどうしようもないですが、増毛すると自宅でやることが増えます。
増毛前は自分の髪を洗ったり乾かしたり気にしないで出来ましたが、増毛すると途端にやることが増えます。
増毛前はガシャガシャ洗っても地毛が抜けるだけですが、増毛後は気を付けながらの洗髪になります。
なぜなら縛った人口毛が落ちてしまうから。あと地毛も結んだ毛と同じように落ちてしまう可能性があるので、どうしてもソフトなお手入れが必要になります。
抜け落ちた人工毛=お金
落ちた毛をみるとお金が落ちてるイメージになるんですよね
■カツラの場合
カツラも同じです。脱着タイプは外して洗髪すれば、いままでと同じよう普通に洗えます。とはいえ装着しているカツラも定期的に洗わないといけないです。
連続装着タイプのカツラはもっと大変で、カツラのベースにシャンプー剤が残りやすいんですよね。
シャンプー剤が残ると頭皮が荒れたり、カツラが傷んだりといいことなし。
カツラを使う以前より多めにすすげば大丈夫ですが、カツラを使う前より手間はかかりますね。
増毛のデメリットを暴露しました。
次にデメリットを踏まえて増毛を失敗しないためにアドバイスします。
増毛で失敗しないためのアドバイス
増毛を失敗しないためのアドバイスをしていきます。
今から挙げる例は増毛で失敗する可能性が高いので、しっかり確認してくださいね。
①増毛で失敗しないために|お金がかけられない方
増毛ってお金がかかります。結構かかります。
結毛の場合、人工毛1本の価格は様々ですが、約40円~80円くらいが相場です。
仮に1本50円と仮定し、5,000本増毛したとします。
50円×5,000本=250,000円ということになります。
単価が上がればもっとコストが発生しますね。
しかも人工毛が取れてしまうので、毎回継ぎ足しが必要です。
カツラの場合、結毛と違って1本1本の価格ではありません。しかしカツラのサイズによって価格が変わることが多いです。1個作るコストはメーカーによってさまざまですが、約20万~80万ほどかかります。平均値50万だとして、予備も含めると100万ほど最初にかかります。耐久性ですが、1個のカツラで2~3年くらいで修理か作り直しになります。環境や使い方によっては1年で交換ということも!100万を3年で割ると、約月3万くらいになります。
こうして確認してみると結構な金額になります。継続的に増毛していくと、毎年このくらいのコストがかかると思ってて間違いありません。
ギリギリな生活費で増毛に手を出すと失敗します。
最近では定額制というのも最近あって、突然高額な出費にならないので安心できるサービスもあります。
ちなみに定額制はアデランスで取り扱ってます。
<定額アデランス>②増毛で失敗しないために|地毛と同じにはならない!過度な期待はしないように
増毛したら完全に昔の自分にもどれる!と思ってる人も多いです。
それは思ってる以上に難しいことです。
なぜなら地毛ではないから。当たり前なんですが、結構お金もかかってるからそう思いたい気持ちはよ~くわかります。
高いんだから自然だよね?って思うけど過度な期待をしないほうが幸せかも
フサフサになれる!って思って増毛すると、イメージと違ったり色々あります。
最終的には割と地味に落ち着きますが、その域に達するまでこだわりが強すぎると失敗します。
増毛して逆に悩むとかもったいない。
結毛も100本200本増やしても大して増えないので期待値高くしないように!
③増毛で失敗しないために|細かい事を気にしすぎる方、雑過ぎる方
細やかにお手入れや髪をセットしたりするのはとても大事で、長く増毛を続けるためにはカツラなど、増毛したことを気にしすぎないことです。
細かいことを気にしすぎたり、逆にめちゃめちゃ扱いが雑すぎても増毛には向いていません。
増毛するとお手入れやセットなど、いままでやってこなかったことをやらないといけなくなります。
具体的には・・・
上に挙げた作業を、細かくやりすぎてしまうとめちゃめちゃ時間がかかり過ぎてしまいますし、雑に頭をこすって洗ったり、ブラッシングも適当に髪を梳かす(とかす)とカツラが消耗してしまいます。
細かすぎる例として実際にあったことを挙げます。
前髪先端の位置は常に眉間のど真ん中に来てないとダメ!なんて方もいました。
そこまで細かいのも気が滅入ってしまうので、細かくならないよう
気をつけましょう。
増毛ってデメリットが結構あることがわかりました。
増毛なんてしなくていいじゃん!って思った方は、ラッキーでしたね。無駄にお金を使わなく済んだんですもの。
それでも増毛したい!という方は次の項目へレッツゴー
増毛するメリットは大きい
増毛のデメリットを暴露してきましたが、いかがだったでしょうか?
増毛する前にデメリットを知ることで、失敗する可能性が随分減るので良かったんじゃないかなと思います。
ここまで見ても薄毛を何とかしたいあなた!ここからは増毛するメリットをお話します。
では解説を始めましょう
①薄毛の悩みが解消される
そもそも増毛しようと思ったきっかけは「薄毛の悩み」ですよね。
薄い部分をリカバリーできるので、確実に薄毛の悩みは解消されます。
増毛すると今まで薄毛の悩みがあったことを忘れてしまいます。
つまり根本的な悩みから解消されるわけです。
②増毛はバレにくい
増毛しても基本的にはバレることは皆無です。
もちろん、めちゃくちゃなお手入れなどしていたら論外ですが、基本バレることはありません。
カツラや結毛をしていてもバレたことはありません。
特に髪に結ぶ結毛はバレる可能性はかなり低いです。
カツラも普通にお手入れしていたらバレる可能性は低いですよ!今のカツラってベースがかなり薄く、年相応の髪の量も設定できるからかなり自然に近い感じ。
年相応の感じにできるのは大きい
③プールや海などマリンスポーツも楽しめる!
増毛してもプールや海などマリンスポーツも楽しめちゃいます。
エクステ感覚の結毛はもちろん、カツラでも普通に楽しめちゃいます。
!!え、カツラをつけてまま水に浸かっても大丈夫なの?って声が聞こえる
増毛してもプールや海も気にせず楽しめます。
もちろんスキューバーダイビングもOKです。凄いですよね。
↓筆者と同じスヴェンソンのカツラを使っているやくみつるさんの動画
ヤバいですよね。普通に頭洗ってますよ。
ドライヤーで乾かしてる姿はもう自分の毛です。
でも間違えないでください。これカツラです。
増毛を考えている人へ
どうしても最初は抵抗があると思うので、育毛などいろいろやってみても良いと思います。
もちろんコストがかかっても良い結果が出にくいです。
100万ほど育毛サロンにつぎこんだ筆者の結論です。
まだ頭頂部が薄く見えるだけなら結毛の増毛がおすすめ
下の画像をみてください。
結毛を行う前と後の画像です。
どうです?ナチュラルに増毛できてますよね。
薄毛初期段階ではかなりこういった増毛が効果的だと思います。
ハゲの1段階目にはかなり有効な方法だと筆者は断言します。
育毛などお金をかけても結果が明確ではない
育毛にお金をかけても絶対に髪が増えるという保証があるサロンは聞いたことがないです。
つまり明確な効果は期待できない事を意味します。
これって無駄ですよね。もちろん自分の髪を復活させたい気持ちはわかりますが、お金を使った割に得られる効果があまりにも少ない。
これは筆者が体験してきたので実感してます。
筆者は結局カツラにしました。
育毛を続けてもこんな結果です。
もちろん個人差は無くはないですが、筆者サロンでの経験上、育毛だけで改善した方はいません。
そんな霧の中を歩いて進むような育毛より、増毛した方が明確にゴールに近づけるわけです。
筆者の経験から言えることは、育毛にお金を使うより増毛にお金を使った方が良かった!というのが結論でした。
これからどうしようか迷っている方は、もう一度考えてみてください。
お金のこと
お金に余裕がある方は悩んでないで増毛の無料相談へ行ってみましょう。
金銭的に余裕がない方は、無理に増毛しない方がおススメです。
なぜなら増毛を続けるにはお金が必要だからです。
筆者は無駄な出費があったので、そういったことは辞めて捻出してました。
無駄な出費を抑えて増毛をしてみました。結果的に気持ちが前向きになり、インドア派からアウトドア派になってしまいました。
悩みが減ることで人生って楽しくなるんですね。
決して無理は禁物ですが、お金に余裕が出来て増毛できるなら是非やってみてください。損はないと思いますよ!
まとめ
今回は増毛のデメリットをお伝えしてきました。
デメリットなんて無くなるくらい増毛して良かったと筆者は思いました!
増毛メーカーはどこでも最初は無料で相談や実際に体験もできるのでイメージつけやすいです。
体験で合わなかったら契約しなくてもお金はかからないので安心です。
この記事が参考になれば幸いです。
当ブログでは色々な増毛メーカーを紹介してますので参考にしてみてください。
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